車椅子選びのポイント

車椅子の選択肢

こちらでは、車椅子選びのポイントをご紹介します。

  1. 自走用と介助用

    車椅子を選ぶには、まず自走用か介助用かを選びます。自走用は後輪が18~24インチ(標準は22インチ)と大きく、ご利用者がご自分でタイヤを回すためのハンドリムという輪が付いているタイプの車椅子です。

    介助用は後輪が12~16インチ(標準は16インチ)と小さく、介助者が車椅子を押して移動するタイプの車椅子です。自走用は介助用としてもご利用いただけます。

    ハンドリム自走用車椅子介助用車椅子

  2. フレームの材質

    車椅子のフレームの材質には、アルミ、スチール(鉄)、チタンの3種類が用いられています。アルミは重量も軽く価格も手頃なので、大半の車椅子に使われています。スチールは、安価ですが重く錆びやすいので、病院や施設に使われています。

    チタンは、アルミより軽く、強く、錆びにくいので車椅子に最適ですが、高価です。

  3. ブレーキ

    車椅子のブレーキには止まっている時に使う「駐車ブレーキ」と、介助者が後ろで操作する「介助ブレーキ」があります。

    駐車ブレーキは全ての車椅子に付いていますが、介助ブレーキは付いているタイプと付いていないタイプがあります。

    介助ブレーキ
    介助ブレーキには大きく分けて2つのタイプがあります。自転車の後輪のように車軸を押さえて止めるバンドブレーキ、ドラムブレーキなどの本格的なブレーキと、駐車ブレーキと連動してタイヤを上から押さえつける「駐車ブレーキ連動タイプ」(タックル連動タイプ・簡易ブレーキ)です。駐車ブレーキ連動タイプは簡易型で効きが悪いので、効きのよいバンド式やドラム式のブレーキの車椅子をお勧めします。

    駐車ブレーキ介助ブレーキドラム式介助ブレーキ

  4. サイズの選択

    座幅
    座幅とは座面の幅のことで、標準は40cmです。大柄な方は座幅42cm、小柄な方は38cmのものをお勧めします。選ぶ基準は、車椅子に座った時にお尻の幅+3~5cm位が目安です。
    前座高
    床から座面の前までの高さをいいます。自走用、介助用ともに標準は43cmです。前座高は下腿長+6cm位が目安です。また、ご自分の足で車椅子をこいで移動する方には、35cm~40cmなど低床タイプの車椅子もあります。
    肘高
    クッションの高さを考慮したうえで、座面から22cmが標準です。体格によって、肘掛けの高さを調整できる機種もあります。肘掛け跳ね上げタイプはベッドからの移乗が楽です。

    横と後ろの寸法図

  5. 背折れ

    自走用、介助用ともに背折れタイプと背折れ不可タイプがあります。背折れタイプは小さくたためるので車などへの積載に便利です。

    背折れ不可タイプをたたんだ状態背折れタイプをたたんだ状態

  6. タイヤの種類

    タイヤにはエアータイヤとノンパンクタイヤがあります。エアータイヤは月に1度は空気を入れる必要があり手間がかかります。ノンパンクタイヤは、パンクの心配がなく、空気入れも不要です。

  7. シートの色

    シートの色が選べるタイプもあります。お好みの色を選びましょう。日進医療器の車椅子は、一部の低価格商品を除き、オプションで40種類からお好きな色を選んで張替が可能です。

  8. リクライニング機能とティルティング機能

    リクライニング機能付きとティルティング機能付きの車椅子です。リクライニング機能は背もたれだけが倒れるタイプです。ティルティング機能は車椅子全体が傾くタイプです。ティルティング機能は、座位が保ちにくい方でも拘束感なしに便利に利用できます。

    リクライニングは背中だけが角度がかわり、座面は水平ですチルティングは座面、背もたれともに角度が変わります

  9. 脚部エレベーティング

    足をリフトできる、脚部エレベーティング機能付き車椅子があります。骨折などで足を曲げられない場合に便利です。足に不自由がない方でも、「エコノミー症候群(飛行機や車椅子で、長時間足を曲げている時に脚部に血栓ができて脳血栓になる)」を防止するためにも、時々足を伸ばすことは有効です。

    脚部エレベーティングタイプ

  10. シャワー・入浴用

    浴室で使うシャワー・入浴用車椅子です。部屋から浴室まで乗ったままで移動でき、安全に入浴ができます。また入浴用車椅子は、介護保険での購入が認められています。

    入浴用車椅子